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マッキンゼー式リーダーシップ。日本の大企業ではリーダーシップは育たないのはなぜか?

採用基準

採用基準

 

 マッキンゼーの採用担当者による本で「どのような候補者を採用するのか」というもの。

 

マッキンゼーとは、世界最高峰のコンサルタント会社で、本当に選ばれたエリートしか入社出来ないことでも有名。

 

この本の大部分はリーダーシップについて書かれていて、とても分かり易くまとめられている。

 

マッキンゼーの採用基準

1.リーダーシップ(後述するがこれがポイント!)

2.地頭がいい

3.英語が出来る 

まぁ、天下のマッキンゼーなので、これくらいのスペックを持った学生がたくさん集まってくるんでしょう。

一方で、普通の中堅会社だと、これだけのスペックの人間はなかなか集まってこない。こんな人が来たら、一発採用だぜ!

 

リーダーシップの能力とは?

1.目標を掲げる

分かり易く、魅力的な言葉で作られた目標が掲げられること。目標は数値化出来ないといけない。評価出来ないから。

2.リスクや責任を引き受ける

成果に拘ること。頑張ったからいいよね、ではダメ。成果を出すことに注力して、それに対してリーダーが責任を持つ。達成出来なかったリーダーの責任。

3.決める

みんなの意見を尊重して決めるのではなくて、自分でポジションを取ること。自分の意見をロジックと共に言えること。落としどころ探しではない。

4.伝える

メンバーに理解をさせて、行動をさせること。文句を言うような奴にはガツンと雷を落としてやらせるか、チームから外す。

 

注意点として、マネージャー(課長)はリーダーとは異なる。マネージャーは、ただの労務管理者。部活の部長も多くの場合がマネージャーだよね。リーダーではなくて、庶務的な仕事をやっている。

リーダーは結果に対して責任を取らないといけない。それに対して、誰よりも真剣に率先垂範、言行一致じゃないといけない。

一方でマネージャーは、結果ではなく、みんなが気持ちがいい落としどころを探す調整役になる。

 

つまり、リーダーとは結果を出す為に必要なことをやる人のこと。

 

まとめ

批判のしようがない。おっしゃるとおりでございます。

 

しかし、実際の日本企業では、この本のロジック通りにいかない。

 

皆さまが気持ち良くなるように、落としどころを必死に探して、根回しに根回しを重ねる。

 

最後には、骨抜きのプロジェクトになることもあるし、誰が責任を取るのかもよく分からず、うやむやになることも多い。

 

企業の不祥事でも、誰が責任を取るのかが不明瞭な場合が多い。

 

結局、誰も責任を取らないし、「なぁなぁ」で済ませる日本文化。年功序列、上位下達、終身雇用、減点主義の為に、部下は上の言うことを聞いていた方が有利。

 

この国に長年染みついている文化を考えると、リーダーシップなど取らない方が合理的。これだと世界では通用しないし、誰もついてこない。

 

マッキンゼーの言うことはそのとおり、でも日本の大企業では、リーダーシップは育ちにくいし、もともとリーダーシップがある人でも、どんどん失っていく。

 

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