”らくだキャンプ”へようこそ

深夜にふと語りたくなったことを書いていくブログ

大前研一さんによる自動車産業へ贈る言葉を読んだのでその感想を書いておく

題名のとおりだが、面白い意見が書かれていたので内容をシェアすると共に、

僕の意見も追記しておきたいと思う。

 

記事:

将来の自動車会社についてどのようにお考えですか?

 

大前氏:

変化の多い自動車業界で、大きな飛躍を遂げる為には、日々の改善の積み重ねでは達成出来ない。大胆な戦略を考える必要がある。野球に例えると、今のように守備位置をきっちりと決めて「みんなで頑張ってやっていこう」というやり方では上手くいかない。なぜなら、野球場という概念がなくなり、どこからボールが飛んでくるのか分からないから。自動車業界の競合は自動車会社だけではない。

 

自動車のもたらす価値とは、A地点からB地点へ移動するということ。それを最も安全で低コストで、かつ環境に優しく、敏速にやる必要がある。これを既存の考え方の延長線上で考えるのではなく、全く新しい観点から考える必要がある。その一つがウーバー。

 

日本の自動車会社は、ピラミッド組織の序列によって、物事を決めて、みんなで改善を積み重ねて世界トップになった。そういった会社では、新しい新鮮な考え方を受け入れるのは苦手。会社の文化や価値観も知らない人が、今までの考え方を否定し、新しい価値観を提案をしても、それに既存社員が賛同出来ない。そもそも、今の人事制度の基で入社して、育成されてきた社員には、新しい価値観は生み出せない。そういう人は、新しいことへの提案を邪魔する。挑戦をしようとする人が邪魔されないようなシステムを構築しないといけないだろう。

 

日本の自動車会社がこれからも成長し続けるには、会社としてそのような考え方の構築に投資をしてほしい。いつまでもアンコール曲ばかりを演奏するのではなく、新しい曲を演奏してほしい。既存の内燃機関型の自動車ビジネスレースで戦い続けるのではなく、新しい将来図を描いて、そこに投資をして、トライアンドエラーを繰り返すようなことが必要。

 

記事:

ありがとうございます。次に将来活躍出来る人材になる為に、若手社員が身につけるべきスキルは何でしょうか?

 

大前氏:

①英語力、②財務に関する知識、➂論理学、ロジカルシンキング。特に財務は理解していないと人生において大きなハンディキャップになってしまう。ロジカルシンキングは、当然。人と仕事をする上では必要不可欠。

更に、④ICTに関する基本知識も必要になってきている。これは情報を引っ張ってくる力。言い換えると、構想力。絵を描くことが出来る力。情報を集めてきて、それを整理し、自分の論考をまとめてポジションペーパーを書くこと。

また、➄友達関係。あいつとは合わないという人ほど、付き合っていくと自分が磨かれていく。意見が合わない、自分のことを一生懸命悪く言ってくれる、そんな人とこそ、付き合っていく努力をすると、自分が伸びる。

 

記事:

40歳以上のベテランはどうすればよいでしょうか?

 

大前氏:

大きな仕事に挑戦をしてほしい。途上国で、会社を経営するような経験をしてほしい。そういった環境に身を置けるように上司に訴えかけて、今までの経験を活かして、より守備範囲の広い仕事をしてみる。

 

または、新しい報告に導くリーダー。社内外を問わない様々なアイデアを出せる人をまとめるという意味でのイノベーターになる。

 

自分の心が叫んでいること以外はやらない方がよい。ピラミッド組織の良き構成員として、「言われたことをやる」では人生が楽しくない。自分がやってみたいこと、楽しそうなことをやる。昇進や昇格に奇跡はおきないので、自分の人生の過ごし方をしっかりと考えること。仕事も、昇進の為に上司に従って仕方なくやるのではなく、自分のやりたいことを一生懸命にする方法を考えてほしい。

 

上記が、大前氏の自動車会社へ送る言葉。コンサル出身の方らしく、ゼロベース議論で提案をされている。日本の自動車会社は、どこも歴史の長い大企業。その中で働かれているのは、基本的にはエリートの方々。日本経済を牽引する産業なので、是非とも頑張ってほしいし、日本全体で後押しをしていくべきだと思う。

トランプ大統領になり、不確定要素が増加してきている。フレキシブルに、かつスピーディに動きが取れるように、トライアンドエラーで物事を進めてほしい。100%正解の答えを出しても、タイミングが遅れていては意味がない。